本革バッグへの防水スプレーの使い方について
こんにちは。epe代表の三幣(サンペイ)です。
今回は、お客様からご質問があった防水スプレーの使用についてご説明します。epe以外の本革製品にも当てはまるものが多いですので、ぜひご参考ください!
目 次
1.防水スプレーを使うタイミング
2.用意するもの
3.防水スプレーの使用手順
4.まとめ
1.防水スプレーを使うタイミング
防水スプレーは、1雨につき1回が基本とされています。持続効果はスプレーの種類にもよりますが、大体1週間程度。外出する30分ほど前にスプレーすると、家を出る頃には良い具合に乾いた状態になります。
なお、防水スプレーのかけすぎには注意しましょう。革の表面がコーティングされ、革の経年変化がしづらくなる恐れがあります。小雨の場合は防水スプレーをかけずに濡れたらすぐに拭く、逆に豪雨の場合はバッグをお休みさせることも一案です。
2.用意するもの
・防水スプレー(今回はCollonilの防水スプレーを使用)
https://www.collonil.jp/product/water_stop
・革用のブラシ(無い場合は布クロスでもOK)
・布クロス
3.防水スプレーの使用手順
(1) 事前に汚れ・ほこりを落とす
防水スプレーをかける前に、革用のブラシで優しくブラッシングをして、表面の汚れやほこりを落とします。革用のブラシが無い場合は、布クロスで乾拭きをしてください。
(2) 防水スプレーをかける
バッグ全体にスプレーをかけます。バッグから30cmほど離して使うと、バランス良くスプレーがかかります。濡れたように多少色が変わりますが、乾いたら元に戻ります。
※防水スプレーは、必ず屋外などの風通しが良い場所で使用してください。風通しの悪い場所で使用すると体調不良を起こす恐れがあります。
初めて防水スプレーをかける場合は、バッグの底など、目立たない部分で試してから使用されることをおすすめします。これは、革の種類や防水スプレーとの相性により変色する恐れがあるためです。
(3) 乾かす
防水スプレーをかけ終えたら、30分ほどバッグを乾燥させましょう。
(4) 乾拭きをする
革の表面が乾いたら、布クロスで軽く乾拭きして完了です。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?防水スプレーは雨の日の革製品を優しく守ってくれる一方で、使い方を間違えると思わぬ事故を起こす可能性もあります。使い方の基本を理解し、雨の日も快適にバッグをお使いいただけると嬉しいです。